解体直前の立面図である。断面図と写真を元にして書いてみた。装飾は当時の物と違うもの(おそらく装飾のレプリカ)のデザインは同じであるため、表情はほぼ同じであろう。外壁は煉瓦タイルであるが図面が見づらくなるので表現していない。図面を見てもわかるように、垂直方向を強調したデザインである。 竣工当時は5階部分の倉庫はなく、1階左側に入口があった。 正面玄関のポインテッドアーチや柱、壁の凹凸による垂直を強調などからゴシック式建築の要素が大きい。しかし一方ではスカイラインにある装飾の帯によって水平の強調もみられる。これはルネッサンス式の特徴であり、1号館の様式はゴシックとルネッサンスとの折衷様式である。
Scale 1:300
Scale 1:300